産地だより 2022年1月

ながさき南部生産組合

2022年1月
長崎県南島原市 ながさき南部生産組合(トマト)
トマト部長 松尾 尚朋さん

今回の産地だよりは、長崎県南島原市でトマトを栽培している松尾尚朋さんをレポートします。

トマト栽培に携わったきっかけは?

松尾さんに、トマト栽培に携わったきっかけをお聞きしました。
「祖父の代からトマト栽培を始め、私で三代目になります。祖父、父のトマトを栽培する背中を見て育ったことが、トマト栽培に携わるきっかけでした。トマト栽培は、手をかけた分だけ、味も収穫量も変わってくるので、わが子のように大切に育てています。」
松尾さんの愛情たっぷりに育てられたトマトのこだわりを探ってみましょう!!

トマトを栽培するハウス

トマトを栽培するハウス

愛情たっぷりに育てられたトマト

愛情たっぷりに育てられたトマト

こだわりその1『土づくり』

松尾さん曰く、こだわりその1は、土づくりとのことです。
島原半島地域は、温暖な気候で、さまざまな種類の野菜が栽培されています。土耕栽培にこだわっているので、夏のトマトを作っていない期間は、土壌分析、太陽熱消毒、良質な堆肥を入れるなどして土づくりを行っているそうです。土づくりにこだわることで、生き生きとした元気なトマトが育てられる環境となるそうです。
まるで自分の子どもの成長を願うのと同じように語ってくれました。

土の状況を確認する松尾さん

土の状況を確認する松尾さん

トマトを収穫する松尾さん

トマトを収穫する松尾さん

こだわりその2『栽培管理と環境づくり』

こだわりその2は、栽培管理と環境づくりとのことです。
栽培を任せられた最初のころは、知識もなく肥料や水をやれば育つと思っていましたが、やりすぎてしまって、虫が寄って来たり、トマトが病気になったりと苦労したそうです。トマトも人と同じで、生長に合わせて肥料の量を増やすのだと学んだそうです。
年々、気候変動による異常気象で、トマトが気持ちよく育ってくれる環境づくりが難しくなっているそうです。
でも、栽培管理の方法、環境づくり、いろいろと考えて試行錯誤していく過程がトマト栽培の醍醐味であると、話してくれました。
また、たくさんの人に、おいしくて、元気になれるトマトを召しあがっていただくために、他の産地の栽培管理や栽培技術を視察、学ぶことで、毎年、1年生という気持ちで栽培に努めているそうです。

松尾さんからのメッセージ

松尾さんにモスバーガーのお客さまに向けて、メッセージをいただきました。
「私たちがトマトを栽培する島原半島は、雲仙岳を中心に起伏に富んだ丘陵地が広がり、眼下に有明海や天草の島々を望む風光明媚な環境です。周囲は、海に囲まれ温暖な海洋性気候で、火山灰性の肥沃な土地に恵まれているので、さまざまな種類の野菜を栽培するには適した環境です。その環境を活かして栽培したトマトは、一度食べたら忘れられない、おいしいトマトであると自負していますので、ぜひ味わってみてください。」
ながさき南部生産組合さんのトマトは、12月中旬から6月中旬まで、東北、関東甲信越、関西、四国のモスバーガー店舗に出荷されます。ぜひご賞味ください!!

松尾さん、白倉さん、従業員の皆さん

松尾さん、白倉さん、従業員の皆さん

Text by Osako