産地だより 2015年8月

2015年8月
モスの産直野菜フェスタ(青森)
青森県東津軽郡蓬田村
JA青森東つがるトマト部会

昨年全国で18回開催された「モスの産直野菜フェスタ」を、今年も青森で開催することができました。「モスの産直野菜フェスタ」とは、ハンバーガーなどに使用する「モスの生野菜」をモスバーガーのスタッフが近隣の契約産地で収穫体験し、農家さんと交流を深め、またその産地の旬な時期の「トマト」や「レタス」を使用し、期間限定商品を販売する企画です。
今回はJA青森東つがるトマト部会の協力により開催された、青森県の「モスの産直野菜フェスタ」についてレポートします。

坂本忠孝さんのハウスで収穫体験

トマト選果場に集合した後は、今回も昨年に引き続きJA青森東つがるトマト部会のメンバーである坂本忠孝さんのトマトハウス内で、店舗スタッフ15名がトマトの収穫作業を行いました。初めに坂本さんからトマトの取り方を教えていただいた後は、全員が一目散に収穫にあたりました。その後は坂本さんに質問タイム。

トマトの収穫作業を体験する店舗スタッフ

トマトの収穫作業を体験する店舗スタッフ

トマトの収穫作業を体験する店舗スタッフ

トマトの収穫作業を体験する店舗スタッフ

「トマトの品種はなんですか。」「前は桃太郎エイトだったけど、昨年から桃太郎セレクトに変えましたよ。」「何故ですか。」「前の桃太郎エイトは病気に弱くて、今は病気に強い桃太郎セレクトに変えたんだよ。」「病気ってどんな病気ですか。」「葉カビと言って6~7月の雨の時期にカビが生えるんです。ピンセットで本当に手間をかけてとっています。」
「小さくても赤くなるんですね。」「大きさは関係ないんです。人間と一緒で、大人になると成熟するんです。でも規格が合わないトマトは捨てるしかないんです。」「もったいないですね。」
「大変な作業はなんですか。」「花ひとつひとつに受粉作業をしています。前はマルハナバチを使って受粉させていたけど、生態系が崩れるとかでなかなか手に入らなくなったんです。」・・・質疑応答は30分以上続きました。

トマトの栽培方法を説明する坂本さん

トマトの栽培方法を説明する坂本さん

店舗スタッフの質疑応答に対応する坂本さん

店舗スタッフの質疑応答に対応する坂本さん

JA青森選果場で

集合場所の選果場に戻り、JA青森吉田主任からトマトを集荷してから選果、箱詰めし冷蔵庫で予冷、出荷するまでの作業を説明していただきました。トマトを育てることも大変ですが、育てたトマトを出荷するまで大変な作業が続きます。参加した店舗スタッフも、トマトが店舗に納品されるまでの苦労を体感できました。

トマトの箱詰め作業を体験する店舗スタッフ

トマトの箱詰め作業を体験する店舗スタッフ

箱詰めしたトマトの出荷作業を体験する店舗スタッフ

箱詰めしたトマトの出荷作業を体験する店舗スタッフ

青森県13店舗で実施(ナクア白神スキーリゾート店は除く)

最後に店舗で使用するトマトの引き渡しです。それぞれ大切に持って帰って、今度はお客様により鮮度の高い商品をお届けします。産地と店舗の共同作業で、津軽弁で「あどはだり」する商品の提供に努めます。「あどはだり」とは「また食べたい・もっと食べたい」という意味になります。
今後も「モスの産直野菜フェスタ」は続きます。もし近所のモスバーガーで開催されましたら、是非ご賞味ください。

モスバーガー青森浪館店

モスバーガー青森浪館店

Text by Matsuse